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''Vision''(ビジョン)は、アップルMacintosh環境向けに販売されていた、音楽制作用シーケンサー・ソフトである。 == 概要 == 当時、俗に4大シーケンサー(Performer、Vision、Logic、Cubase)と言われた内の一つで、世界中のプロミュージシャンにも多くのVisionユーザーがいた(日本では、2000年代になる頃まではPerfomerのシェアが大きく、同等僅差でVision。 LogicとCubaseのシェアは決して大きくはなかった)。 テイ・トウワやレイ・ハラカミらが愛用し、テイ・トウワは2000年代中盤まで、レイ・ハラカミはEZ Visionをその晩年まで常用した。小室哲哉、小林武史(ProToolsと併用)、久石譲らもVisionユーザーであった。坂本龍一も一時期使用しており、ライヴなどでもVisionをインストールしたMacの画面が見られた。 冨田勲も長らくVisionユーザーであり、2013年2月3日22:00から放送されたNHK ETV特集『音で描く賢治の宇宙 ~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~』に於いても、制作中の部屋のSONY製ディスプレイにVisionの画面が映し出されていた。 当初は、MIDIのレコーディングと編集機能のみのMIDIシーケンスソフトとしてリリースされたが、ハードディスクの大容量化など、周辺機器の進化の時代背景に沿って、いち早くオーディオレコーディングの機能を装備したStudio Visionシリーズを上位版としてリリースした。 Visionのラインナップは最終的に、Studio Vision Proと、Vision DSP(当初のVisionに相当し、Studio Vision Pro程ではないがのオーディオのレコーディングと編集の機能を有する)の2種類があり、それぞれに、PPC (PowerPC) 専用版と、FAT(68k / PPCのバイナリ)版がある。 また一時期、Windows版も開発され存在した(バージョンは2.5。日本では富士通により販売され、その開発も富士通がOpcodeに依頼したものと言われている)。このWindows版の開発は、開発側に於ける後々へ影響する混乱を招いたとされ、長い目では1995年から始まったギブソン社による株式買収とOpcode社終焉のトリガーになったとする開発側の見解もある(〔Musical Macs:Gibson傘下のOpcodeで何が起きているのか? 質問者:David Leishman 回答者:Doug Wyatt(OMSのメインプログラマーで、VisionはじめほとんどのOpcode製品の開発にかかわったOpcodeの元メンバー)による、2000年代前半にweb上に存在した記事を参照(詳細年時不詳、日付は12月13日付記事)。現在、このOpcode関連記事のURLはもちろん掲載元であった音楽情報サイトMusical MacsのURLも消失されているが、Doug Wyatt氏の個人URLは存在する。http://www.dougwyatt.net〕) ラインナップのトップグレードであったStudio VisionはDigidesign社と共同開発された製品で、MIDIレコーディングとハードディスクによるオーディオレコーディングを実用に耐え得る品質で統合した黎明期の製品であり、MIDIシーケンスソフトにおけるオーディオ編集との統合を実現し、ハードディスクレコーディングの可能性を切り拓いた、現在のDAWソフトの先駆けとなった製品である。愛用者にトーマス・ドルビーらがいた。 Digidesign製品との親和性の高さから、Studio VisionとProToolsを組み合わせて使用する者も多くいた(大まかな使い分けは、Studio Visionで緻密なMIDI編集と基本的なオーディオレコーディングを行い、ProToolsで緻密なオーディオ編集を行うスタイルが多かった)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Vision (ソフトウェア)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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